むすめとねことわたし

2015.7産まれの娘と猫との生活。シングルマザー。

寝る前。謎の儀式。

疲れている日は20時には

「ねんね」と、両手を揃えて方頬に寄せてのジェスチャーつきで、もう寝るアピールをしてくれる娘。

 

それほど疲れてない日は、ねんねしよっか、と誘うと「やー!あちょぶー!」と、積み木やおままごとを一緒にしてから21時には就寝。

 

今夜は後者だったようで、しばらく遊んだのちひと段落ついたのを逃すまい!と

「今日は誰と寝よっか」と投げかけてみる。

 

ソファには、おおきめの茶色い「くまちゃん」、パペットの「しまじろう」、寝そべり姿の「しろくまちゃん」、魔女宅のジジの小さな「くろねこちゃん」。

 

だいたいくまちゃんとしまじろうを両手に抱えてお布団へ向かうのだけど、今夜はその2人を私に持たせで、残りの2人を抱えて大所帯でお布団へ移動。

 

21時を回っていたので、スッと寝るかと思っていたのに、それぞれに向かって「ちゃんこ」して、なにやら真剣な面持ち。

 

目を閉じて寝たふりをしてると、変な間合いで私の頬にときどき「ちょんちょん」と触ってくる。

 

なにしてんだろ、と薄目を開けると、

 

各々の足や手やお腹や鼻先に、慎重に丁寧に人差し指で「、、ちょん、、ちょん」と触れている。

そして私の頬に「ちょん」して、またぬいぐるみの他の部位を「、、、ちょん、。ちょん」。

 

消毒か何かをしているのか?お化粧的なもの?彼女が何のつもりでそんなに真剣な表情をしているのかよくわからないけど、

消毒だとしたらその「消毒液」が私の頬ポジションなのか。。。

 

寝たふりを忘れて思わず

「。。ねぇ、なにしてるの?お母さんの、ほっぺから、なにが出てるの?」と聞くと、私が面白くなってしまってゲラゲラ笑ってしまう。

 

彼女は笑う私に少し満足そうに大人っぽく微笑むと、また仕事に戻っていった。

 

慎重に、やさしく、かるく、わずかに頬に触れるその人差し指に、また笑ってしまう。